なにかが見えてくる
おじさんの戯言 (たわごと)
Intel Inside

おじさんは初めて何かを買うときには、必ずある程度自分なりに勉強してから買うのを常としている。インターネットで調べたり、本を読んだり、詳しい人に聞いたり、販売店に足を運んで店員に聞いてみたりと、いろんな手段で必要な情報を得ようとするのだ。自分なりに納得がいくまで物は買わない。だから、実際に買うまでかなりの時間がかかる。しかし、一旦購入すると、それに惚れ込み、いつまでも大事にする。それがおじさんなのである。

初めてパソコンを買ったときも、購入を考え初めて、実際に購入するまでに、かなりの時間を費やした。その過程で、いろんな店に何度も足を運んだものだ。店を見て回っているとき、おじさんはあるおもしろいことに気がついた。どういうわけか多くのパソコンに、"Intel Inside"という同じラベルが貼ってある。インテル社製のCPUが入っているということを示すだけのラベルで、そう大して気にかける必要もないのだが、そこはおじさんである。気になるのだ。

"Intel Inside"というフレーズは韻を踏んでいる。同じ音で始まっているので頭韻である。そして、テレビコマーシャルに目を向けてみると、リズムも軽やかに「インテル入ってる」と韻を踏ませている。こちらは同じ音で終わっているので脚韻である。「入っている」では駄目なのだ。「入ってる」でなければいけない。ましてや、「インテル搭載」などとしたら最悪である。堅くて全くおもしろみがない。実にうまく日本語にしたものだ。「それがどうした」という周囲の視線をよそに、「さすがプロのコピーライターだ」と、おじさんは勝手に感心している。
(2007)


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